◆本講座の受講登録期限は、2022年9月16日(金)15:00 です。
◆本講座の講義動画には字幕が表示されます。また、字幕の言語切替や設問文等の英語併記により、英語でも学習いただけます。
◆受講登録方法については、こちらをご覧ください。
本講座では通常のオンライン学習のほかに「反転学習」(任意参加)を行います。オンライン学習だけでも修了できますが、反転学習で、講師や受講者といっしょにワークをしたりディスカッションを行うことにより、理解をより深めたり応用力を養うことができます。反転学習をご希望の方は、受講登録のほかに、別途反転学習のお申込が必要です。
This course will be offered in English. Check here for the details.
The registration guide is here.
Classes start: 19/08/2022
Classes Period: 16/09/2022
Estimated effort: 2 hours/week
Course length: 3 weeks
【反転学習 開催概要】※申込受付は終了いたしました。
■講義概要
講義の内容や化石に関することについて、受講者の皆さまからの質問にリアルタイムでご回答します。
もし質問がなくても、他の参加者からの質問と講師の回答を聴講することで理解が深化すると思います。
ただし、講師自身が分からないことは、正直に「わかりません」と白旗を掲げます。
■開催日時:2022年9月24日(土)13:30~15:00
■定員:300名(先着順)
■参加費:無料
■開催形式:ZOOM
※反転学習を申し込まれた方にZOOMのURLとパスコードをご連絡いたします。
URLとパスコードは、受講者以外に伝えないようにお願いいたします。
■参加案内メールについて
反転学習をお申込みいただいた方には、9月20日(火)に開催案内メールを送付する予定です。
9月21日(水)時点でお手元にメールが届いていない場合は、マイルーム下方の[授業]タブからも詳細がご確認いただけます。
※9月20日(火)より前に定員に達した場合は開催案内も早めさせていただく可能性がございます。
その際はマイルーム内の「お知らせ」にてご案内いたします。
■申込期間:2022年8月25日(木)15:00 ~ 2022年9月20日(火)15:00
*申込開始時に本ページのプロモーションビデオの下に 反転学習(対面授業)を申込 のボタンが表示されます。
■当日のプログラム
1. 概要説明(13:30-13:40)
2. 質疑応答(13:40-14:50)
3. まとめ(14:50-15:00)
■準備するもの:
なし
■参加要件:
「化石化のメカニズムを探る −タフォノミーへの招待−」の受講者
■申込方法
PC表示画面からのみのお申し込みとなります。
モバイルでログインをされた方は画面最下部の「表示」にてPCをクリックして、下記手順にお進みください。
1) | プロモーションビデオの下の 反転学習(対面授業)を申込 のボタンをクリックするとマイルームの授業選択ページが表示されます。 「選択可能授業一覧」より申込希望の右横のチェックボックス(□)をクリックしてチェックを入れてください。 (授業名をクリックすると、反転学習の詳細が確認できます。) |
|
2) |
[申込]をクリックすると、確認画面が表示されます。 ※1)で授業選択ページが表示されない場合は、マイルームトップログイン後、画面上部の[申込]タブをクリックすると授業選択ページが表示されます。 |
「化石」とは、大昔の生物の遺骸や活動の痕跡が地層中に残されたものである。19世紀以来、古生物学者は「化石」をツールとして地質時代(=中生代ジュラ紀など)を決め、過去の地表環境の変遷を追ってきた。だが「化石はなぜ残るの?」という小学生の素朴な質問に対して、必ずしも十分答えられていない。この極めて初歩的な疑問に正面から取り組む分野を「タフォノミー」という。本講座では、これまであまり省みられなかった「生物の遺骸が化石として保存される理由や過程」に初めて焦点を当てる。そして、「犯罪捜査」のような手法で「化石」を調べることにより、これまで気付かなかった多くの情報を引き出せることを実例をもとに紹介したい。本講座を通して「化石」に対するより豊かなイメージを受講生に抱いてもらえれば幸いである。
Week1 : 生物の遺骸と生態系 2022/8/19(金)~ 選択式テスト
1) イントロダクション
2) 陸上脊椎動物の死亡姿勢の謎
3) 海の掃除屋:クモヒトデの個体数
4) マングローブ干潟で化石は残るか?<Part 1>
5) マングローブ干潟で化石は残るか?<Part 2>
Week2 : リサイクルを免れた化石 2022/8/26(金)~ 選択式テスト
1) 天然の防腐剤:コハク中の化石
2) 温暖地球の産物:黒色頁岩の化石<Part 1>
3) 温暖地球の産物:黒色頁岩の化石<Part 2>
4) カブトガニ「死の行進」の謎<Part 1>
5) カブトガニ「死の行進」の謎<Part 2>
Week3 : 異常事態から観る裏古生態学 2022/9/2(金)~ 選択式テスト
1) 骨 or 筋肉:保存のパラドックス
2) 化石が示す非業の死<Part 1>
3) 化石が示す非業の死<Part 2>
4) 「死屍累々」の写真が語る意味
5) 今後の展望
「化石」についての新しい見方を理解する
特に必要なし
九州大学総合研究博物館・教授。1976年、高校野球西東京大会準々決勝進出(外野手)。1977年、東京大学理科II類入学、理学博士(東京大学、1989年)。2012年より現職。日本古生物学会・元会長。アンモナイトにはまり、化石から足を洗えずに今日に至る。馬力だけを活かし、年間最低2ヶ月は化石を求めて国内外を放浪している。特に最近では、皮膚・筋肉・付属肢など軟体部の痕跡が残された化石を探し歩いている。
◆受講を検討されている皆さんへ
人間の人生が様々であるのと同様、化石となった生物の履歴も様々です。例え同じ種類でも異なる運命をたどり、個々の死因も異なることが、数億年前の化石からも科学的根拠に基づいて読み取れるようになってきました。皆さんも化石からのメッセージに耳を傾けてみませんか?
選択式テスト(各週末テスト20点満点×3+最終テスト40点満点)
すべてのテストの解答期限: 2022年9月16日(金)
修了証発行日: 2022年9月27日(火)
・すべての確認テスト、最終テストに解答(送信)すること
・すべての確認テスト、最終テストの合計で60点以上を獲得すること
本講座では、修了証と合わせてオープンバッジ(デジタル証明書)が発行される予定です。
これから会員登録を実施される方においては、オープンバッジ発行に際し、OpenLearning,Japanに登録されている氏名情報を、本名でご登録いただくことをお勧めいたします。
また、現在ニックネーム等で氏名登録されており、変更を希望される場合は
【本日~2022年9月16日(受講期限)】までに、下記の方法にて各自でご変更いただきますようお願い申し上げます。
=============
1)ユーザIDとパスワードを入力してログインし、画面右上の赤いボタンからマイルームにアクセスしてください。
https://open.netlearning.co.jp/login/login.aspx
※変更後のパスワードをお忘れの際は、ログイン画面の「ユーザID・パスワードを忘れた方はこちら」から新パスワードを発行してください。
2)マイルームトップの水色のマイルームタブ「登録情報更新」にてご希望の氏名に変更の上、左下の緑の「更新」ボタンを押してください。
3)「更新完了しました」のメッセージが出れば変更完了となります。
=============
※期限後の変更はお受けできかねます旨、予めご了承ください。
※ニックネームでのご登録を継続される場合、オープンバッジに表示される氏名もニックネームの表示となります。
※オープンバッジとは…ブロックチェーン技術を取り入れたオープンバッジは、改ざんされることのない、強固なデジタル修了証明書です。受領したオープンバッジは、SNSに掲載したり、メールで転送したりすることもできます。いつ、何を学んだのかを、共有することが可能です。また、共有されたオープンバッジを見た人は、修了者名・修了日・内容を検証することもできます。
Since the 19th century, paleontologists have used fossils to determine geological ages (e.g., the Jurassic of the Mesozoic Era) and to trace the evolution of surface environments. However, when asked a simple question by an elementary school student, "Why do fossils remain?", we have not always been able to answer the question adequately. “Taphonomy" is a field that tackles this basic question head-on. This course will focus on the reasons and processes that preserve the remains of living organisms as fossils, a topic that has not been explored much in the past. It aims to introduce, based on actual examples, a method similar to "criminal investigation" to examine fossils. This method can extract a lot of information that was not noticed before. This lecture is expected to give the students a richer image of "fossils."
Week1 : Biological remains and ecosystems
Lesson1. Introduction
Lesson2. Mystery of death posture in terrestrial vertebrates
Lesson3. Marine scavenger: Ophiuroid populations
Lesson4. Are sturdy shells preserved in mangrove swamps? <Part 1>
Lesson5. Are sturdy shells preserved in mangrove swamps? <Part 2>
Week2 : Fossil that escaped recycling
Lesson1. Natural preservative: Fossils in ambers
Lesson2. Black shale fossils: Products of a warm earth <Part 1>
Lesson3. Black shale fossils: Products of a warm earth <Part 2>
Lesson4. Mystery of the horseshoe crabʼs "Death march" <Part 1>
Lesson5. Mystery of the horseshoe crabʼs "Death march" <Part 2>
Week3 : Back-door Ecology seen from abnormal situations
Lesson1. Paradoxes of soft-tissue preservation
Lesson2. Unnatural death recorded in fossils <Part 1>
Lesson3. Unnatural death recorded in Fossils <Part 2>
Lesson4. Meaning of the "Heaps of Corpses all around" photo
Lesson5. Future prospects of Taphonomy
He is Professor at the Kyushu University Museum since 2012 and is the former president of the Paleontological Society of Japan. He is passionate about studying ammonites and spends a minimum of two months a year traveling around Japan and abroad in search of fossils, particularly studying the ones with traces of soft tissues. He was a baseball player in high school. He obtained a DSc. degree from the University of Tokyo in 1989.
Just as the lives of humans vary, so do the histories of fossilized organisms. Based on scientific evidence, we can now study from fossils that are hundreds of millions of years old that though organisms are of the same species, they have different fates and causes of death. So, let us listen to the stories of these organisms through their fossils.
Understand a new way of studying "fossils"
Nothing
1. Three Weekly tests, multiple-choice questions, which count for 60 points in total.
2. Final exam, multiple-choice questions, which counts for 40 points.
.Taking the three Weekly tests, and the final exam.
.Achieving 60 points or above from the weekly tests and the final exam.
The due for the weekly tests and the final exam: September 16, 2022.
Issued date of the certificate: September 27, 2022.