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動物福祉学入門

◆本講座の受講登録期限は、2023年2月27日(月)15:00 です。
◆受講登録方法については、こちらをご覧ください。

本講座では通常のオンライン学習のほかに「反転学習」(任意参加)を行う予定です。オンライン学習だけでも修了できますが、反転学習で、講師や受講者といっしょにワークをしたりディスカッションを行うことにより、理解をより深めたり応用力を養うことができます。反転学習をご希望の方は、受講登録のほかに、別途反転学習のお申込が必要です。

【反転学習 開催概要】※申込受付は終了いたしました。

 動物福祉全般に加え、各動物分野における最新のトピックスを講師陣が紹介しながらディスカッションいたします。
 また、申込者には事前に質問事項受付のGoogleフォームをお知らせいたします。
 質問や、普段から疑問に思っていること等をお送りください。いただいたご質問について、講義内で講師陣がコメントを行う予定です。
 なお、時間があれば、その場でチャットあるいは挙手で質問を受け付けることもあります。
 ※開催時間の都合上、全質問への回答ができない場合がございますが、ご了承ください。
 ※事前質問や当日チャットで質問いただきました方に講師陣から声をかける場合がございます。こちらからのお声がけに対する返答は強制ではありませんので判断はお任せいたしますがお答えいただけますと幸いです。

◆講師名
 帝京科学大学 加隈良枝 准教授、佐藤衆介 元教授、戸澤あきつ 講師

◆開催日時
 2023年3月19日(日)13:30 ~ 15:00(90分予定)

◆開催方法
 Zoom
 ※参加URLは参加案内メールに記載し送付します。

◆定員
 特に設けない

◆申込期限
 2023年1月30日(月)~ 2023年3月10日(金)15:00

◆準備するもの
 特になし

◆参加費
 無料

◆参加要件
 「動物福祉学入門」を受講した方(過去に受講した方も可)

◆参加案内メールについて
 2023年3月16日(木)に開催案内メールを送付予定となります。
 送付予定日が過ぎてもお手元にメールが届かない場合は、お問い合わせフォームより、ご質問内容欄に「ユーザID」を記載し送信してください。
 また、同メールに講師陣への質問を受け付けるGoogleフォームを掲載いたします。

■申込方法
 PC表示画面からのみのお申し込みとなります。
 モバイルでログインをされた方は画面最下部の「表示」にてPCをクリックして、下記手順にお進みください。

1) プロモーションビデオの下の 反転学習(対面授業)を申込 のボタンをクリックするとマイルームの授業選択ページが表示されます。
「選択可能授業一覧」より申込希望の右横のチェックボックス(□)をクリックしてチェックを入れてください。
(授業名をクリックすると、反転学習の詳細が確認できます。)
2) [申込]をクリックすると、確認画面が表示されます。
※1)で授業選択ページが表示されない場合は、マイルームトップログイン後、画面上部の[申込]タブをクリックすると授業選択ページが表示されます。

◆問い合わせ先
https://open.netlearning.co.jp/contact/index.aspx
 【お問い合わせ対応時間】 平日 10:00 ~ 17:00



講義内容

「動物が好き」あるいは「動物と関わる職業に就いている」という人にとって「動物福祉(アニマルウェルフェア)」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。しかし、「動物福祉とはどのようなことか」と問われると、説明できる、あるいは、よく理解しているという人は少ないのではないでしょうか。
そこで、本講座では、動物福祉の概念、および、状態を把握するための科学的・客観的な方法について解説していきます。また、伴侶動物、産業動物、実験動物、展示動物(動物園・水族館)、野生動物に至るまでの、さまざまな種類の動物における取り組みの現状を紹介しながら、動物の福祉状態を改善する方法や、現在そして今後目指すべき方向性について議論し、考えていきます。

Week1 :動物福祉とはなにか 2023/1/23(月)~ 選択式テスト
動物福祉の概念について学ぶとともに、「動物愛護」や「動物の権利」といった考え方との違いや、歴史や世界的な動き、法令や社会との関係などについても解説していきます。これらを通じて、動物福祉に取り組む必要性について理解と考察を深めます。
○さまざまな動物観
○私たちはなぜ動物の福祉を考えるべきなのか
〇動物福祉改善の歴史
○動物福祉の概念:動物愛護や動物の権利との違い

Week2 :動物福祉のとらえ方 2023/1/30(月)~ 選択式テスト
動物の福祉状態は、どのようにとらえ、評価することができるのでしょうか。動物の状態を科学的・客観的に把握するための方法や考え方について学びます。
○動物福祉をとらえる上での3つの柱:「こころ」「からだ」「動物の本来のすがた」
〇動物の「こころ」:動物の主観的経験
〇動物の「からだ」:動物の健康と機能性
〇動物の「本来のすがた」:正常な,本来の,内的に動機づけられた行動パターン
○動物福祉評価の実際

Week3 : 動物の福祉状態を改善するために 2023/2/6(月)~ 選択式テスト
動物の苦しみが減り、喜びが増え、より幸せに暮らす(QOL改善)ためには、私たち人間は何をすべきなのでしょうか。動物の福祉状態を良好にするためのアプローチや考慮すべき環境要因について解説していきます。
○栄養
○物理的環境
○衛生・疾病管理
○仲間との関係
○人との関係

Week4 : 動物福祉のいまとこれから 2023/2/13(月)~ 選択式テスト
人間と関わりがある動物は「伴侶動物」「産業動物」「実験動物」「展示動物(動物園・水族館)」「野生動物」に分類されます。これらの各分野における動物福祉への取り組みの現状を知り、目指す方向性について理解します。
○それぞれの分野の現場における動物福祉の取り組みの紹介
○まとめ:動物をきちんと見て、正常との違いを確認し、施設・管理を見直す

学習目標

動物福祉について十分理解し、私たち人間が動物の福祉に配慮してどのような行動をとるべきか考える。動物関連職従事者であれば、学んだ知識を実際の現場で糧とすることができる。

前提知識

動物や社会制度に関する一般的な知識、および、高校レベルの生物学(とくに動物行動学・動物生理学)に関する知識を持ち合わせていると理解しやすい。

講師紹介

  • 加隈 良枝(かくま よしえ)

    帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 准教授
    東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻博士課程修了 博士(農学)
    動物の行動と管理学会副会長、環境省動物の適正な飼養管理方法などに関する検討委員
    専門分野:動物福祉学、伴侶動物行動学
    主な研究対象:猫・犬

    ◆受講を検討されている皆さんへ
    英国の大学院で動物福祉について学んだことで、文化の違い、動物に対する考え方の違いが、意識・感覚的なレベルで身にしみました。それもふまえながら、世界標準の動物福祉について正しく理解していただけるよう、お伝えしていきたいと思います。

  • 戸澤 あきつ(とざわ あきつ)

    帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 講師
    東北大学大学院農学研究科応用生命科学専攻博士課程修了 博士(農学)
    専門分野:動物福祉学、応用動物行動学
    主な研究対象:産業動物(主にブタ)、動物園動物

    ◆受講を検討されている皆さんへ
    動物福祉(アニマルウェルフェア)の考え方は海外では当たり前になりつつあります。日本国内でも動物福祉に配慮した動物と人間との関係性が構築できるように多くの方に学んでもらえたらと思います。
    動物にとっての生活の質(Quality of Life)について一緒に考えてみませんか?

  • 佐藤 衆介(さとう しゅうすけ)

    八ヶ岳中央農業実践大学校 畜産部長
    帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科 元教授
    東北大学 名誉教授
    応用動物行動学会初代会長、仙台市動物愛護協議会会長、エンリッチメント大賞審査委員、環境省動物の適正な飼養管理方法等に関する検討委員
    専門分野:畜産動物行動学、動物福祉学

    ◆受講を検討されている皆さんへ
    身も心も健康な動物は、とてもフレンドリーになり、ストレスにも強くなります。動物の身体的・心理的状態(アニマルウェルフェア:動物福祉)の評価法を学び、福祉を改善する動物の飼育環境を整えるすべを身につけ、親和的な動物との付き合いを楽しみましょう。

  • スタッフ紹介

  • 前澤 利輝(まえざわ としき)

    帝京科学大学大学院 博士後期課程 先端科学技術専攻

    ◆受講を検討されている皆さんへ
    動物福祉について興味を持った皆さんは、動物が好きな人、興味を持っている人が多いと思います。私もそのひとりです。動物福祉について学び、考えることは、動物と関わっていく上でとても大切なことだと実感しています。

課題内容

1. 毎週、選択式の確認テストを実施
2. 最終週は選択式の最終テストも併せて実施

すべてのテストの解答期限: 2023年2月27日(月)

修了証発行日: 2023年3月6日(月)

修了条件

・すべての確認テスト、最終テストに解答(送信)すること
・すべての確認テスト、最終テストの合計で60点以上を修めたもの


参考書籍

書籍名:「動物福祉の科学 理念・評価・実践」
編著:Michael C.Appleby,Joy A.Mench,I.Anna S.Olsson,Barry O.Hughes
監訳:佐藤衆介・加隈良枝
出版社:緑書房
ISBN番号:978-4-89531-292-9

書籍名:「アニマルウェルフェア 動物の幸せについての科学と倫理」
著者:佐藤衆介
出版社:東京大学出版会
ISBN番号:978-4-13-073050-1

書籍名:「動物福祉の現在 動物とのより良い関係を築くために」
著者:上野吉一・武田庄平
出版社:農林統計出版
ISBN番号:978-4-89732-318-3

書籍名:「動物福祉学」
著者:新村毅(分担執筆:加隈良枝)
出版社:昭和堂
ISBN番号:978-4-8122-2108-2


オープンバッジについて

本講座では、修了証と合わせてオープンバッジ(デジタル証明書)が発行される予定です。
これから会員登録を実施される方においては、オープンバッジ発行に際し、OpenLearning,Japanに登録されている氏名情報を、本名でご登録いただくことをお勧めいたします。

また、現在ニックネーム等で氏名登録されており、変更を希望される場合は
【2023年2月27日(受講期限)】までに、下記の方法にて各自でご変更いただきますようお願い申し上げます。

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1)ユーザIDとパスワードを入力してログインし、画面右上の赤いボタンから  マイルームにアクセスしてください。
https://open.netlearning.co.jp/login/login.aspx
※変更後のパスワードをお忘れの際は、ログイン画面の「ユーザID・パスワードを忘れた方はこちら」から新パスワードを発行してください。

2)マイルームトップの水色のマイルームタブ「登録情報更新」にてご希望の氏名に変更の上、左下の緑の「更新」ボタンを押してください。

3)「更新完了しました」のメッセージが出れば変更完了となります。
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※期限後の変更はお受けできかねます旨、予めご了承ください。
※ニックネームでのご登録を継続される場合、オープンバッジに表示される氏名もニックネームの表示となります。
※オープンバッジとは…ブロックチェーン技術を取り入れたオープンバッジは、改ざんされることのない、強固なデジタル修了証明書です。受領したオープンバッジは、SNSに掲載したり、メールで転送したりすることもできます。いつ、何を学んだのかを、共有することが可能です。また、共有されたオープンバッジを見た人は、修了者名・修了日・内容を検証することもできます。

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