カテゴリⅠ

日本のきもの -歴史と今-

◆受講登録方法については、こちらをご覧ください。本講座の受講登録期限は、2015年12月9日(水)15:00 です。


講義内容

※内容は予告なく変更される場合があります。

現在私たちが「きもの」と呼んでいる衣服は、いつごろ誕生したのか?そして「きもの」とはどのような特徴を持つ衣服なのか。「きもの」は、日本の文化を象徴する存在として日本国内のみならず海外でも広く認識されていますが、その起源や本質を理解している人は多くはないと言えるでしょう。本講座では、現代にも連綿と引き継がれている日本の民族衣装としての「きもの」に視座を据え、その歴史と今について学びます。

Week1 :きものとは何か? 11月4日(水)~ 選択式テストあり

現在私たちが「きもの」と呼んでいる衣服は、いつごろ誕生したのか?そして「きもの」とはどのような衣服なのか。 「きもの」の文化は現代の日本社会にも息づいており、私たちにとって身近な存在であるにも関わらず、その成り立ちや歴史についてはあまり詳しく知られていません。Week1では、「きもの」の起源や、歴史について学びます。

Week2 :江戸のモード 11月11日(水)~ 選択式テストあり

「きもの」の着こなしには時代によって様々な流行があり、近年では、洋装と組み合わせた斬新なコーディネイトなども見られます。しかし、その歴史をひも解けば、江戸時代にも多種多彩な流行が生まれては消え、デザインやスタイルは大きく姿を変えています。Week2では、江戸時代を中心とした多様な衣服の流行を取り上げ、それぞれの時代の特徴を考えます。

Week3 :歴史から今へ 11月18日(水)~ 選択式テストあり

「きもの」の歴史は、江戸時代以前から今日まで、途絶えることなく連綿と続いています。このことは、きものを作る技術もまた、人から人へ受け継がれてきたことを意味しています。Week3は、江戸時代以前から現代へと継承される「きもの」を彩る技法にスポットをあて、現代社会で活躍する伝統工芸士へのインタビューなども交えながら、その歴史と今を考えます。

Week4 :衣服の諸相 11月25日(水)~ 選択式テストあり

江戸時代には、厳格な身分制度の下、それぞれの身分や階級に応じた多様な衣服が展開しました。Week4では、江戸時代に様々な身分や職業、また儀礼などにより多様化した、衣服の諸相について見ていきます。

学習目標

日本の「きもの」について、その歴史や背景となる文化、またその制作技法などを学び、「きもの」および日本文化の理解を深める。

講師・スタッフ紹介

  • 福島 雅子(ふくしま まさこ)

    学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科准教授
    東京芸術大学大学院美術研究科芸術学研究領域博士課程修了。博士(美術)。東京芸術大学美術学部教育研究助手などを経て、2014年より現職。主な著書は『江戸のきものと衣生活』(小学館)、『日本史色彩事典』(吉川弘文館)、『中国文化史大事典』(大修館書店)など。

    ◆受講を検討されている皆さんへ
    「きもの」の文化は現代の日本社会にも息づいており、私たちにとって身近な存在であるにも関わらず、その成り立ちや歴史を詳しく知る機会は多くはないのが現状です。2020年に開催される東京オリンピックを控え、日本の伝統文化を見直し、海外に向けても積極的に紹介していこうという動きが見られる今、改めて日本の「きもの」について学んでみてはいかがでしょうか。本講座では、江戸時代の華やかな服飾類や、現代に生きる職人の技などを紹介しつつ、「きもの」の歴史と今に触れていただきたいと思っています。

  • 玉井 あや(たまい あや)

    東京芸術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻修士課程修了後、企業にてシステム開発に従事、同大学言語・音声トレーニングセンター研究教育助手を経て、同大学美術学部芸術学科に入学。2015年より同大学大学院美術研究科芸術学専攻修士課程に在籍。研究分野は工芸史(染織)。

前提知識

特になし

課題内容

1. 毎週、選択式の確認テストを実施
2. 最終週は選択式の最終テストも併せて実施

テストの配点とスケジュール

各Weekの確認テストと最終テストの合計: 100点

すべてのテストの解答期限: 12月9日(水)
修了証発行日: 12月15日(火)

修了条件

・すべてのテストに解答(送信)すること
・すべてのテストの合計で60点以上を獲得すること