カテゴリⅢ

医学・医療の昔・今・これから
-生命進化と疾病-

本講座では通常のオンライン学習のほかに「反転学習」(任意参加)を行います。オンライン学習だけでも修了できますが、反転学習により、理解度のアップや学習意欲の向上などが図れます。反転学習をご希望の方は、受講登録のほかに、別途反転学習のお申込が必要です。

【反転学習 開催概要】

講師と受講者または受講者同士による双方向の授業展開を行います。講師からの問題提起に対し、受講者から意見を求め、それに対して他の受講者も意見を述べることができます。多様な意見に基づいて多面的な考え方を修得することを目指します。

・日時:2015年9月5日(土)13:30~17:00
・場所:順天堂大学 本郷・お茶の水キャンパス センチュリータワービル8階教室
・参加費:無料
・申込期限:2015年7月31日(金)まで
※詳細については、マイルームの反転学習申込画面にてご確認いただけます。

◆受講登録方法については、こちらをご覧ください。本講座の受講登録期限は、2015年7月6日(月)15:00 です。
◆反転学習のお申込み方法については、こちらをご覧ください。


講義内容

我が国は、世界に先駆けて超高齢化社会を迎え、医療を必要とする患者さんは益々増加しています。順天堂大学が担当する医学・医療講座「医学・医療の昔・今・これから -生命進化と疾病-」は、病を持った一般の人はもちろん、医学医療に携わっている方々や、医療リテラシーを高めたい人たち、さらに、これから医療・医学の分野に進みたいと思っている方々を対象として企画しました。

Week1 :我が国の医学と西洋医学の発展の歴史、病はどのようにして起こるのか 6月1日(月)~ 選択式テスト+相互評価課題あり
この週では、江戸時代後期からオランダ医学を取り入れた順天堂が、どのように我が国の医療の発展に携わってきたのか、西洋医学の歴史とともに学び、現在医療が抱えている課題・問題点を学び、いかに医療を進めるかについてお話します。さらに、病はどのようにして起こるのかについて学びます。

Week2 :糖尿病のメカニズム 6月8日(月)~ 選択式テスト+相互評価課題あり
この週では、病を起す要因としてみなさんの関心の深い生活習慣病に関して、糖尿病を取り上げて、糖尿病の成り立ち、初期症状や初期病変、さらに進展した人への治療法・対処法について学びます。

Week3 :神経の病気の要因や治療・予防法 6月15日(月)~ 選択式テスト+相互評価課題あり
この週では、超高齢化社会では避けて通れない、神経(精神)の病気であるパーキンソン病やアルツハイマー病について、その(遺伝的)要因や進展様式、さらに最新の治療法や予防法について学びます。

Week4 :外科学の最先端:ロボット手術の現状と将来像 6月22日(月)~ 選択式テスト+相互評価課題あり
この週では、最近の外科学で最も著明な進歩を遂げたロボット手術について、ダビンチ手術の現状と、ロボット手術の将来像について、その取り組みから今後の見通しまでを学びます。

学習目標

・医療・医学リテラシーを高め、病気の予防について理解する。
・未病の段階で病気の進行を防ぎ、健康を増進する知識と意識を育成する。

講師・スタッフ紹介

  • 佐藤 信紘(さとう のぶひろ)

    現職/名誉教授・特任教授
    経歴/昭和40年大阪大学医学部卒業
    専門分野/人体の生命機能 消化器内科学、アルコール医学など

  • 綿田 裕孝(わただ ひろたか)

    現職/医学部・大学院医学研究科:教授、順天堂医院:糖尿病・内分泌内科 科長
    経歴/平成2年大阪大学医学部卒業
    専門分野/糖尿病・内分泌学

  • 服部 信孝(はっとり のぶたか)

    現職/医学部・大学院医学研究科:教授、順天堂医院:脳神経内科 科長
    経歴/昭和60年順天堂大学医学部卒業
    専門分野/神経内科全般、パーキンソン病、分子遺伝学、変性疾患

  • 堀江 重郎(ほりえ しげお)

    現職/医学部・大学院医学研究科:教授、順天堂医院:泌尿器科
    経歴/昭和60年東京大学医学部卒業
    専門分野/泌尿器一般、泌尿器外科手術、ロボット支援手術(前立腺)、腹腔鏡手術(腎臓、副腎、前立腺)など

前提知識

高校レベルの生物学など。
ほかに、学習内容は大学講義レベルであるため、受講生もわからないことはWebや書籍などを活用して自分自身で調べる、または受講生同士でも学びあうといったような、医学に対する積極性が必要になります。

課題内容

毎週以下の2種の課題を実施
1. 選択形式の確認テスト
2. 相互評価による課題

テスト・課題の配点とスケジュール

Week1 確認テスト: 5問(5点) 相互評価課題 20点
Week2 確認テスト: 5問(5点) 相互評価課題 20点
Week3 確認テスト: 5問(5点) 相互評価課題 20点
Week4 確認テスト: 5問(5点) 相互評価課題 20点
合計: 100点満点

Week1~Week4 テスト受講期限: 7月13日(月)
Week1 相互評価 提出期限: 6月15日(月)
Week2 相互評価 提出期限: 6月22日(月)
Week3 相互評価 提出期限: 6月29日(月)
Week4 相互評価 提出期限: 7月6日(月)
Week1~Week4 相互評価期限:7月13日(月)

修了証発行日: 7月17日(金)

修了条件

・すべての確認テストに解答すること
・すべての確認テスト、課題の合計で、60点以上を獲得すること
 (すべての課題を提出することは必須ではありませんが、提出した課題で必要な得点を獲得する必要があります。)

参考文献

書籍名: 医の未来
編集者: 矢崎 義雄
出版社: 岩波書店
ISBN番号: 978-4004313007

備考

*1 本講座は、医学の学習講座であり、医療行為を目的としておりません。
ディスカッションにおいても、受講者同士のコミュニケーションを主とし、病気に対する個別的なご質問、ご相談については一切お答えいたしかねます。あらかじめご了承いただいた上でお申し込みいただけますようお願いいたします。

*2講義資料として医療関係の資料が多数登場します。中には臓器や患者などの画像や映像もございます。あらかじめご了承ください。