◆本講座の受講登録期限は、2015年7月6日(月)15:00 です。
◆受講登録方法については、こちらをご覧ください。
今から約5000年前に成立した古代エジプトの王朝は、3000年もの間続きました。100mを超えるピラミッドが建てられたとき、日本はまだ縄文時代でした。このように遥か昔のことですが、今も残る建造物や壁画、碑文・文書、遺物の数々からは当時の人々が抱いた思いや暮らしの様子を鮮明に知ることができます。残されたものから古代エジプト人の世界を復元する、それを可能にしているのがエジプト学です。
この講座では、最初に古代エジプトの地理と歴史について概観し、古代エジプト文明を学ぶための基礎を身につけます。次に、衣食住や家族などに見る古代エジプト人の生活の様子や、独特の死生観について、考古学資料、文献資料、壁画資料を引用しながら3週にわたって学んでいきます。
最後の4週目では、これらの知識がどのように成り立っているのか、エジプト学の方法や発掘現場の実際について学びます。さらに、エジプト学の実践例として、講師が約半世紀に渡って行ってきた調査の成果を概観し、新たな古代エジプトの謎に迫っていきます。
Week1 :古代エジプトの地理と歴史 6月1日(月)~ 選択式テストあり
古代エジプトの地理と歴史の概要を通して、今後の講義内容を理解するための下地をつくります。
1: 古代エジプトの地理
2: 先王朝時代から古王国時代
3: 古王国時代末から中王国時代
4: 新王国時代とその後
Week2 :古代エジプトの生活・文化 6月8日(月)~ 選択式テストあり
古代エジプト人の生活の様子や文化について概観し、当時の暮らしや風景に関するイメージを掴みます。
1: 住まい
2: 食べもの
3: 服飾
4: 家族
Week3 :古代エジプト人の死生観 6月15日(月)~ 選択式テストあり
古代エジプト人の死や来世に対する考え方や、それにまつわる儀礼行為について学び、その独特の死生観を理解します。
1: 老いと寿命
2: 古代エジプト人の来世観
3: 墓の準備から葬儀
4: 来世への旅立ち
Week4 :エジプトでの発掘調査 6月22日(月)~ 選択式テストあり
エジプトでの発掘調査の特徴や、講師が実際に発掘を行った現場について紹介します。
1: エジプト学と発掘現場
2: 私が行ってきた調査
3: アブ・シール、ダハシュール
4: 王家の谷西谷、第2の太陽の船
早稲田大学名誉教授(工学博士)。東日本国際大学学長。エジプト考古学者。半世紀にわたりエジプト発掘調査・研究を継続、その功績によりエジプト政府からゴールド・メダル賞を授与される。国内でも講演や博物館での企画展を通して古代エジプト文明の魅力を伝える活動を積極的に行いながら、e-ラーニングの普及、お祭りによる地域活性化にも努めている。
公式HP「吉村作治のエジプトピア」 http://www.egypt.co.jp/
◆受講を検討されている皆さんへ
エジプト文明は謎が多いことで皆さんの興味をひきつけていますが、実際に学んでみますと表面的な魅力以上にひきつけるものがあります。そうした魅力に取りつかれて半世紀、私はエジプトの謎を追い続けてきました。本講座でそれを感じていただけたら嬉しいです。
東日本国際大学エジプト考古学研究所客員講師。2001年からアブ・シール南丘陵遺跡調査、ダハシュール北遺跡の調査に参加。2008年よりダハシュール北遺跡の現場主任を務める。研究テーマはエジプトの土器、葬制、供物奉献活動。eラーニング授業の制作やシステムの開発・運営にも従事。
特になし
1. 毎週(各単元)、選択形式の確認テストを実施
2. 最終テストも、選択形式で実施
Week1 確認テスト: 10問(10点)
Week2 確認テスト: 10問(10点)
Week3 確認テスト: 10問(10点)
Week4 確認テスト: 10問(10点)
最終テスト:20問(60点)
合計: 100点満点
Week1~Week4 確認テスト・最終テスト受講期限: 7月6日(月)
修了証発行日: 7月10日(金)
・すべてのテストに解答(送信)すること
・すべてのテストの合計で60点以上を獲得すること
書籍名:古代エジプトを知る事典
著者:吉村作治
出版社:東京堂出版
ISBN番号:
ISBN-10: 4490106629
ISBN-13: 978-4490106626