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海から考えるこの星の未来:海洋学への誘い

◆本講座の受講登録期限は、2015年11月5日(木)15:00 です。
◆受講登録方法については、こちらをご覧ください。


講義内容

今、私たちの住む「地球」は、温暖化、異常気象、生物多様性の損失など、さまざまな危機に直面しています。これらの問題には、すべて「海」が密接に関わっています。私たち人類は太古より「海の恵み」を受け、海と共に生き、現代文明を築いてきました。これから先の未来においても、私たちが「豊かな海の恵み」を受け続けるためには、海の真の姿を知り、海と人との関わり方を考えることが重要です。
この講座は、私たち東海大学海洋学部の17名の専門家による「総合海洋学」の講座です。私たちが考える海洋学は、文系・理系が融合した総合的かつ実践的な学問であり、未来学ともいえます。「海」は地球上全ての人類にとっての共通の財産です。ぜひこの講座を受講して、地球の未来が豊かであり続けるためには、今、私たちが何をすべきか、皆さんの「答え」を見つけてください。

Week1 :今、海で何が起こっているのか 10月1日(木)~ 選択式テスト
海に関わる様々な分野の研究者から、「今、海で何が起こっているのか?」「どんな課題があるのか?」を紹介します。

Week2 :海のメカニズムと働き 10月8日(木)~ 選択式テスト
海と気候との関係、植物プランクトンと二酸化炭素との関係など、海の物理的・化学的なメカニズムを学びます。海を調査する方法についても紹介します。

Week3 :海洋生物の神秘をさぐる 10月15日(木)~ 選択式テスト
海の食物連鎖と沿岸から深海までの「海の生き物」の姿について学び、海の生態系の基本的な知識を身につけます。

Week4 :海を守り、海を育む取り組み 10月22日(木)~ 相互評価課題
東海大学海洋学部が取り組んでいる海に関わる地域連携、海洋教育など、いくつかの活動を紹介しながら、私たちは「海の知識」をどのように活かしていけば良いのかについて考えます。

学習目標

講座を通して、海の理解を深め、「地球」の未来を皆さんと一緒に考えていきます。目標は、皆さん一人ひとりの「気づき」を集めていくことです。

講師・スタッフ紹介

  • 千賀 康弘

    東海大学海洋学部学部長/海洋地球科学科教授
    大阪大学工学部応用物理学科卒業。博士(工学)。1989年東海大学海洋学部に赴任。専門は海洋分光計測。宇宙開発事業団(現JAXA)による地球観測用人工衛星センサの検証実験に参加。現在は沿岸域での植物プランクトンの動態計測と無人観測船の開発・運用を進行中。無人観測船「かんちゃん」による福島県沿岸河口域での環境モニタリングを実施。海洋理工学会理事。


前提知識

特になし

課題内容

・第1~3週は選択式の確認テスト
・第4週は総まとめとして、相互評価による課題レポート

テスト・課題の配点とスケジュール

Week1 確認テスト: 12問(20点)
Week2 確認テスト: 16問(20点)
Week3 確認テスト: 10問(20点)
最終課題(相互評価課題): 40点
合計:100点満点

Week1~Week3 テスト受講期限: 11月12日(木)
最終課題提出期限: 11月5日(木)
相互評価期限: 11月12日(木)

修了証発行日: 11月18日(水)

修了条件

・すべての確認テスト、最終課題に解答(送信)すること
・すべての確認テスト、最終課題の合計で60点以上を獲得すること